このページでは、大学受験におすすめ参考書『緑チャート(数研出版)』の解説をしていきます。
問題数や難易度、いつから解き始めるべきかをまとめているので、参考書を選ぶ際の参考にしてください。
目次
1. 緑チャートの基本情報
「チャート式」とは、網羅系の参考書の中で最も使用されており、高校数学の参考書を代表するシリーズです。学校の副教材として配られています。
『緑チャート』は共通テスト対策の参考書になります。
網羅性は少ないですが、数学に時間が割けなかったり、共通テストのみで数学を使う人にはおすすめです。
通称 | 緑チャート |
タイトル | チャート式 大学入学共通テスト対策 数学IA+IIBC |
出版社 | 数研出版 |
ページ数 | 388ページ |
タイプ | 網羅系(アウトプット) |
2. 緑チャートの難易度
チャート式は色で段階的にレベル分けされています。
白チャート<黄チャート<青チャート<<赤チャート
の順に難易度が高くなっています。
『緑チャート』は、『白チャート』、『黄チャート』、『青チャート』、『赤チャート』の網羅系参考書と異なり、共通テスト対策専用の参考書ですが、使用する人も多いので比較に載せておきます。
難易度は、『黄チャート』くらいです。
白チャート<緑チャート≦黄チャート<青チャート<<赤チャート
表紙 | レベル | 偏差値 |
【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
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【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
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【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
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【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
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【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
3. 他のチャート式との違い
他のチャート式と比べると、「実践向き」という部分に重点が置かれています。
例えば、マーク式だからこそ活用できる計算方法、素早く解くための解法など、本番のスピードを意識したつくりになっています。
4. 緑チャートの問題数
タイトル | 基本例題 | CHECK | 重要例題 | 問題 | 実践問題 | 合計 |
緑チャート | 117題 | 117題 | 80題 | 80題 | 45題 | 440題 |
5. 緑チャートの対象者
進研模試(ベネッセ) | 偏差値55~65 |
全統模試(河合塾) | 偏差値50~60 |
到達校(国立) | 中堅国立 |
到達校(私立) | GMARCH |
偏差値65~70の高校 | 定期考査の数学が50点以上 |
偏差値60~65の高校 | 定期考査の数学が60点以上 |
偏差値55~60の高校 | 定期考査の数学が70点以上 |
偏差値50~55の高校 | 定期考査の数学が80点以上 |
6. 共通テストは何割とれる?
緑チャートを完璧にすれば、大学入学共通テストで7割はとれます。
それ以上数学の得点が欲しい人は、緑チャートだけでは足りないため、演習用の問題集を追加してください。
7. 緑チャートはいつから始める?
教科書レベルの基礎が定着したら、いつでも解き始めることができます。
受験勉強は、正しいレベルの参考書を選ぶことができれば、「遅すぎる」ことはあっても「早すぎる」ことはありません。
遅くても3年生の夏休み~9月までには終えるように、学習計画を立ててください。
8. 緑チャートを解く前は?
『緑チャート』が難しく感じてしまう人は基礎が定着していません。新しい参考書を買う必要はありません。
高校の教科書や副教材で基礎を固めることから始めましょう。