おすすめ参考書

【高校数学】白チャートのレベルは?偏差値は?問題数&使い方を詳しく解説!

このページでは、大学受験におすすめ参考書『白チャート(数研出版)』の解説をしていきます。

問題数や難易度、到達点や偏差値をわかりやすくまとめているので、参考書を選ぶ際の参考にしてください。

 

白チャート1A新課程 アイキャッチ

1. 白チャートの基本情報

通称「白チャ」。

「チャート式」とは、網羅系の参考書の中で最も使用されており、高校数学の参考書を代表するシリーズです。学校の副教材として配られています。

『白チャート』はチャート式の中で最も易しく、解説が詳しいものになります。

【新課程】チャート式 基礎と演習 数学I+A
created by Rinker
数研出版
通称 白チャートIA
タイトル チャート式 基礎と演習 数学I+A
出版社 数研出版
ページ数 544ページ[別冊解答264ページ]
タイプ 網羅系(インプット)

 

【新課程】チャート式 基礎と演習 数学II+B
created by Rinker
数研出版
通称 白チャートIIB
タイトル チャート式 基礎と演習 数学II+A
出版社 数研出版
ページ数 520ページ[別冊解答272ページ]
タイプ 網羅系(インプット)

 

【新課程】チャート式 基礎と演習 数学III
created by Rinker
数研出版
通称 白チャートIII
タイトル チャート式 基礎と演習 数学III
出版社 数研出版
ページ数 272ページ[別冊解答168ページ]
タイプ 網羅系(インプット)

 

【新課程】チャート式 基礎と演習 数学C
created by Rinker
数研出版
通称 白チャートC
タイトル チャート式 基礎と演習 数学C
出版社 数研出版
ページ数 232ページ[別冊解答112ページ]
タイプ 網羅系(インプット)

 

2. 白チャートの難易度

チャート式は色で段階的にレベル分けされています。

 

白チャート<黄チャート<青チャート<<赤チャート

 

の順に難易度が高くなっています。

 

表紙 レベル 偏差値
白チャート1A 新課程

【国立】
教科書~下位

【私立】
教科書~日東駒専

【進研】
50~60

【全統】
45~55

黃チャート1A 新課程

【国立】
教科書~中堅

【私立】
教科書~GMARCH

【進研】
55~65

【全統】
50~60

青チャート1A 新課程

【国立】
中堅~上位

【私立】
GMARCH~上智理科大

【進研】
60~70

【全統】
55~65

赤チャート1A 新課程

【国立】
上位~最難関

【私立】
上智理科大~早慶

【進研】
70~80

【全統】
65~75

偏差値は、1冊やりきるのに必要な数学1科目の目安です。

 

3. 白チャートの内容構成

チャート式は色によって、問題レベルの呼び方が異なります。

呼び方は異なりますが、基本的には同じ内容構成です。

 

基本例題1問に対して、類題1問。

発展例題1問に対して、類題1問。

章末に、EXERCISESという名前の入試演習問題。

 

プラスαで、『青チャート』と『赤チャート』は入試標準レベルの総合問題。

 

の構成となっています。

 

チャート式の内容構成

タイトル 基本例題 応用例題 例題の類題 入試演習
白チャート 基礎例題 発展例題 EX EXER
黄チャート 基本例題 重要例題 練習 EXER
青チャート 基本例題 重要例題 練習 EXER
赤チャート 例題(青) 例題(赤・黒) 練習 演習問題

 

4. 白チャートの問題数

タイトル 例題 練習 EXER等 合計
白チャートIA 280題 280題 150題 710題

 

『チャート式』は圧倒的な問題数を誇る数学の網羅系参考書となっています。

『チャート式』が分厚くて挫折してしまう人は、『基礎問題精講』を何周も解いて入試問題の基礎レベルを身につけた方がいいです。

 

5. 白チャートの対象者

『白チャート』の対象者は以下のようになります。

進研模試(ベネッセ) 偏差値50~60
全統模試(河合塾) 偏差値45~55
到達点(国立) 下位国立
到達点(私立) 日東駒専
偏差値65~70の高校 定期考査の数学が40点以上
偏差値60~65の高校 定期考査の数学が50点以上
偏差値55~60の高校 定期考査の数学が60点以上
偏差値50~55の高校 定期考査の数学が70点以上

自分の今の実力と志望する大学に合わせて、背伸びすることなく選ぶことが大切です。

決して、自分のレベルに合わない色を選ばないでください。

 

『黄チャート』、『青チャート』は、こちらで詳しく説明しているのでぜひチェックしてみてください。


青チャート アイキャッチ
【高校数学】青チャートのレベルは?偏差値は?問題数&使い方を詳しく解説!

このページでは、大学受験におすすめ参考書『青チャート(数研出版)』の解説をしていきます。 問題数や難易度、到達点や偏差値をわかりやすくまとめているので、参考書を選ぶ際の参考にしてください。 目次1. ...

 

6. 白チャートの使い方

チャート式は圧倒的な網羅性のため、文系なら約2000題、理系なら約2500題解かなければいけません。

その分厚さに毎年大多数の人が途中で挫折してしまいます。

受験は人生で1度きりのため、この教訓が生かされることなく、毎年大量の犠牲者が新たに出ます。

 

そこでチャート式は辞書的に使うことをおすすめします。他の問題集等でわからない問題に出くわしたときに、辞書代わり使ってください。

 

また、見栄や誤った情報に流されて、自分のレベルに合っていない色のチャート式を選択する人が跡を絶ちません。

チャート式が終わってから次の参考書に進むことを考えれば、自分に合った色を1冊完璧に仕上げる方が次の問題集に接続しやすく、1冊解き終えたという自信にもつながります。

『黄チャート』や『青チャート』を部分的にやる人より、『白チャート』を1冊完璧に仕上げた方が数学はできるようになります。

 

『白チャート』は

 

1冊やりきれる人

辞書的に使う人

 

におすすめします。

 

7. チャート式はいつから始める?

教科書レベルの基礎が定着したら、いつでも解き始めることができます。

受験勉強は、正しいレベルの参考書を選ぶことができれば、「遅すぎる」ことはあっても「早すぎる」ことはありません。

3年生の夏休みからの購入はおすすめしません。遅くても3年生の夏休みまでには終えるようにしてください。

難関校を目指す人は、高校1、2年生の間にIAIIBを終え、次の参考書に進む学習計画を立ててください。

 

8. 白チャートを解く前は?

『白チャート』が難しく感じてしまう人は基礎が定着していません。新しい参考書を買う必要はありません。

高校の教科書や副教材で基礎を固めることから始めてください。

 

9. 白チャートを解いた後は?

『白チャート』を何周もして習得したあとは、

 

『1対1対応の演習』

『標準問題精講』

 

に進んでください。

『標準問題精講』は問題数が多く挫折する可能性が高いです。

個人的には『1対1対応の演習』がおすすめです。

 

【新課程】チャート式 基礎と演習 数学I+A
created by Rinker
数研出版
【新課程】チャート式 基礎と演習 数学II+B
created by Rinker
数研出版
【新課程】チャート式 基礎と演習 数学III
created by Rinker
数研出版
【新課程】チャート式 基礎と演習 数学C
created by Rinker
数研出版

-おすすめ参考書
-,

© 2024 学校よりわかりやすい高校数学