このページでは、大学受験におすすめ参考書『標準問題精講』の解説をしていきます。
問題数や難易度、到達点や偏差値をわかりやすくまとめているので、参考書を選ぶ際の参考にしてください。
1. 標準問題精講の基本情報
通称「標問」。
『基礎問題精講』の1つレベルが上の問題集。ただし、標準という名前の割にレベルが高いので注意してください。
タイトル | 数学I・A 標準問題精講 四訂版 |
著者 | 麻生 雅久 |
出版社 | 旺文社 |
ページ数 | 328ページ |
タイプ | 網羅系(インプット) |
タイトル | 数学II・B 標準問題精講 四訂版 |
著者 | 亀田 隆 |
出版社 | 旺文社 |
ページ数 | 496ページ |
タイプ | 網羅系(インプット) |
タイトル | 数学III・C 標準問題精講 四訂版 |
著者 | 麻生 雅久 |
出版社 | 旺文社 |
ページ数 | 416ページ |
タイプ | 網羅系(インプット) |
2. 標準問題精講の難易度
問題精講シリーズは段階的にレベル分けされています。
入門<基礎<標準<<上級
の順で難易度が高くなっています。
表紙 | レベル | 偏差値 |
教科書 |
【進研】 【全統】 |
|
【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
|
【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
|
【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
3. 標準問題精講の対象者
『数学ⅠA 標準問題精講』は、入試基礎レベルなので、ある程度基礎が固まっていれば解けます。
ただし、『数学ⅡB 標準問題精講』と『数学Ⅲ 標準問題精講』は『青チャート』よりレベルが高く、「標準」という名前のわりに難易度は高めなので購入の際は注意してください。
数学IA 標準問題精講
進研模試(ベネッセ) | 偏差値60~70 |
全統模試(河合塾) | 偏差値55~65 |
到達点(国立) | 上位国立 |
到達点(私立) | 上智理科大 |
偏差値65~70の高校 | 定期考査の数学が60点以上 |
偏差値60~65の高校 | 定期考査の数学が70点以上 |
偏差値55~60の高校 | 定期考査の数学が80点以上 |
偏差値50~55の高校 | 定期考査の数学が90点以上 |
数学IIB 標準問題精講
進研模試(ベネッセ) | 偏差値65~75 |
全統模試(河合塾) | 偏差値60~70 |
到達点(国立) | 準難関国立 |
到達点(私立) | 上智理科大 |
偏差値65~70の高校 | 定期考査の数学が70点以上 |
偏差値60~65の高校 | 定期考査の数学が80点以上 |
偏差値55~60の高校 | 定期考査の数学が90点以上 |
偏差値50~55の高校 |
数学IIIC 標準問題精講
進研模試(ベネッセ) | 偏差値65~75 |
全統模試(河合塾) | 偏差値60~70 |
到達点(国立) | 準難関国立 |
到達点(私立) | 上智理科大 |
偏差値65~70の高校 | 定期考査の数学が70点以上 |
偏差値60~65の高校 | 定期考査の数学が80点以上 |
偏差値55~60の高校 | 定期考査の数学が90点以上 |
偏差値50~55の高校 |
『基礎問題精講』は、こちらで詳しく説明しているのでぜひチェックしてみてください。
4. 標準問題精講はいつから始める?
基礎的な解法をインプットしたら、いつでも解き始めることができます。
受験勉強は、正しいレベルの参考書を選ぶことができれば、「遅すぎる」ことはあっても「早すぎる」ことはありません。
遅くても3年生の夏休みまでには終えるようにしてください。
難関校を目指す人は、高校1、2年生に始め、3年生になるまでにIAIIBは終えるように学習計画を立ててください。
5. 標準問題精講を解く前は?
教科書から直接つなげるのは難しいと思います。
『白チャート』
『黄チャート』
『青チャート』
『基礎問題精講』
などの一つレベルの低い網羅系参考書を解いて、基礎的な解法をインプットしてください。
『チャート式』は問題数が多く挫折する可能性が高いので、個人的には『基礎問題精講』がおすすめです。
6. 標準問題精講を解いた後は?
『標準問題精講』を解いた人は、すでに過去問を解く実力がついています。
志望校の過去問に進んでください。
さらに数学に時間をかけられる人や数学の成績を伸ばしたい人は
『プラチカ』
『やさしい理系数学』
『上級問題精構』
に進んでください。