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【高校数学】基礎問題精講のレベルは?到達点は?難易度や問題数を詳しく解説!

この記事は高校 2、3 年生専用です。

高校 1 年生はこちらの記事で説明していますので、チェックしてみてください。

 

このページでは、大学受験におすすめ参考書『基礎問題精講』の解説をしていきます。

問題数や難易度、到達点や偏差値をわかりやすくまとめているので、参考書を選ぶ際の参考にしてください。

基礎問題精講 アイキャッチ

1. 基礎問題精講の基本情報

通称「基礎問」。

基礎と名前がついていますが、教科書よりも少しレベルが高い入試問題の基礎レベルになります。

そのため、教科書の問題が一通り解ける基礎学力が必要です。

数学I・A 基礎問題精講
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旺文社
タイトル 数学I・A 基礎問題精講 五訂版
著者 上園 信武
出版社 旺文社
ページ数 300ページ
タイプ 網羅系(インプット)

 

数学II・B 基礎問題精講
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旺文社
タイトル 数学II・B 基礎問題精講 五訂版
著者 上園 信武
出版社 旺文社
ページ数 320ページ
タイプ 網羅系(インプット)

 

数学III 基礎問題精講
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旺文社
タイトル 数学III 基礎問題精講 五訂版
著者 上園 信武
出版社 旺文社
ページ数 280ページ
タイプ 網羅系(インプット)

 

2. 基礎問題精講の難易度

問題精講シリーズは段階的にレベル分けされています。

 

入門<基礎<標準<<上級 

 

の順で難易度が高くなっています。

 

『基礎問題精講』は教科書の章末問題から入試の基礎問題まで網羅しています。

表紙 レベル 偏差値
入門問題精講1A

教科書

【進研】
45~55

【全統】
40~50

基礎問題精講 数学 参考書

【国立】
教科書~中堅

【私立】
教科書~GMARCH

【進研】
55~65

【全統】
50~60

標準問題精講

【国立】
教科書~中堅

【私立】
GMARCH~上智理科大

【進研】
65~75

【全統】
60~70

数1A2B 上級問題精講 参考書

【国立】
最難関

【私立】
早慶

【進研】
80~

【全統】
70~

 

3. 基礎問題精講の問題数

文系

タイトル 例題 演習題 合計
基礎問題精講ⅠA 149題 149題 298題
基礎問題精講ⅡB 170題 170題 340題
合計 219題 219題 438題

 

理系

  例題 演習題 合計
基礎問題精講ⅠA 149題 149題 298題
基礎問題精講ⅡB 170題 170題 340題
基礎問題精講Ⅲ 125題 125題 250題
合計 444題 444題 888題

『チャート式』と比べると『基礎問題精講』はより重要な問題が厳選されています。

『チャート式』や『標準問題精講』が分厚くて挫折してしまう人は、『基礎問題精講』を何周も解いて入試問題の基礎レベルを身につけたほうがいいでしょう。

 

4. 基礎問題精講の対象者

『数学IIB  基礎問題精講』、『数学III 基礎問題精講』は、GMARCHや中堅国公立の入試問題なら対応できます。

実際、入試に出るような問題も収録されています。

 

『数学IA  基礎問題精講』は少し難易度が下がります。

 

数学IA 基礎問題精講

進研模試(ベネッセ) 偏差値50~60
全統模試(河合塾) 偏差値45~55
到達校(国立) 下位国立
到達校(私立) 日東駒専
偏差値65~70の高校 定期考査の数学が40点以上
偏差値60~65の高校 定期考査の数学が50点以上
偏差値55~60の高校 定期考査の数学が60点以上
偏差値50~55の高校 定期考査の数学が70点以上

 

数学IIB 基礎問題精講

進研模試(ベネッセ) 偏差値55~65
全統模試(河合塾) 偏差値50~60
到達校(国立) 中堅国立
到達校(私立) GMARCH
偏差値65~70の高校 定期考査の数学が50点以上
偏差値60~65の高校 定期考査の数学が60点以上
偏差値55~60の高校 定期考査の数学が70点以上
偏差値50~55の高校 定期考査の数学が80点以上

 

数学III 基礎問題精講

進研模試(ベネッセ) 偏差値55~65
全統模試(河合塾) 偏差値50~60
到達点(国立) 中堅国立
到達点(私立) GMARCH
偏差値65~70の高校 定期考査の数学が50点以上
偏差値60~65の高校 定期考査の数学が60点以上
偏差値55~60の高校 定期考査の数学が70点以上
偏差値50~55の高校 定期考査の数学が80点以上

自分の今の実力と志望する大学に合わせて、背伸びすることなく選ぶことが大切です。

決して、自分のレベルに合わないものを選ばないでください。

 

『数学IA 標準問題精講』は、入試基礎レベルなので、ある程度基礎が固まっていれば解けますので数学IAのみ『標準問題精講』を使う選択肢でもいいかもしれません。

『数学IA 標準問題精講』は、こちらで詳しく説明しているのでぜひチェックしてみてください。

標準問題精講 アイキャッチ
【高校数学】標準問題精講のレベルは?到達点は?難易度や問題数を詳しく解説!

この記事は高校 2、3 年生専用です。 高校 1 年生はこちらの記事で説明していますので、チェックしてみてください。   このページでは、大学受験におすすめ参考書『標準問題精講』の解説をして ...

 

5. 基礎問題精講はいつから始める?

教科書レベルの基礎が定着したら、いつでも解き始めることができます。

受験勉強は、正しいレベルの参考書を選ぶことができれば、「遅すぎる」ことはあっても「早すぎる」ことはありません。

遅くても3年生の夏休みまでには終えるようにしてください。

難関校を目指す人は、高校1、2年生の間にIAIIBを終え、次の参考書に進む学習計画を立ててください。

 

6. 基礎問題精講を解く前は?

『基礎問題精講』が難しく感じてしまう人は基礎が定着していません。新しい参考書を買う必要はありません。

高校の教科書や副教材で基礎を固めることから始めてください。

 

7. 基礎問題精講を解いた後は?

『基礎問題精講』を何周もして習得したあとは、

 

『1対1対応の演習』

『標準問題精講』

 

に進んでください。

『標準問題精講』は問題数が多く挫折する可能性が高いです。

個人的には『1対1対応の演習』がおすすめです。

1対1対応 アイキャッチ
【高校数学】1対1対応の演習のレベルは?到達点は?難易度や問題数を詳しく解説!

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数学I・A 基礎問題精講
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数学II・B 基礎問題精講
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数学III 基礎問題精講
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