このページでは、『上級問題精講』の解説をしていきます。
問題数や難易度、到達点や偏差値をわかりやすくまとめているので、参考書を選ぶ際の参考にしてください。
1. 上級問題精講の基本情報
通称「上問」。
『標準問題精講』の1つレベルが上の問題集。内容は最難関大学を対象にしています。
タイトル | 数学I+A+II+B 上級問題精講 |
著者 | 長崎 憲一 |
出版社 | 旺文社 |
ページ数 | 392ページ |
タイプ | 網羅系(アウトプット) |
タイトル | 数学IIIC 上級問題精講 |
著者 | 長崎 憲一 |
出版社 | 旺文社 |
ページ数 | 384ページ |
タイプ | 網羅系(アウトプット) |
2. 上級問題精講の難易度
問題精講シリーズは段階的にレベル分けされています。
入門<基礎<標準<<上級
の順で難易度が高くなっています。
表紙 | レベル | 偏差値 |
教科書 |
【進研】 【全統】 |
|
【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
|
【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
|
【国立】 【私立】 |
【進研】 【全統】 |
3. 上級問題精講の問題数
文系
タイトル | 問題 | 類題 | 合計 |
上級問題精講IAIIB | 116題 | 31題 | 147題 |
理系
問題 | 類題 | 合計 | |
上級問題精講IAIIB | 116題 | 31題 | 147題 |
上級問題精講III | 113題 | 25題 | 138題 |
合計 | 229題 | 56題 | 285題 |
対象レベルは数学IIIの割合が多い最難関大学なので、数IIIの問題数が厚めに構成されています。
4. 上級問題精講の対象者
進研模試(ベネッセ) | 偏差値80~ |
全統模試(河合塾) | 偏差値70~ |
到達点(国立) | 最難関 |
到達点(私立) | 早慶 |
偏差値65~70の高校 | 定期考査の数学が80点以上 |
偏差値60~65の高校 | 定期考査の数学が90点以上 |
『文系の良問プラチカ』や『やさしい理系数学』よりも難しい参考書になります。
文系の参考書としては最高峰の難易度です。
最難関大学を目指す人以外は必要ありません。
5. 上級問題精講を解く前は?
『青チャート』から『上級問題精講』は難易度に開きがあるのでおすすめできません。
上級問題精講が難しく感じてしまう人は、
『文系の良問プラチカ』
『やさしい理系数学』
を解いてください。
6. 上級問題精講を解いた後は?
『上級問題精講』を解いた人は、すでに過去問を解く実力がついています。
志望校の過去問に進んでください。